協会会員
江定國 監事
聯合環球科技股份有限公司 代表取締役会長- 経歴概要
- 1995–2003年 米国KLA-Tencor(科林研發股份有限公司)に勤務。新竹支社ではフィールドサービスマネージャー、台南支社ではシニアセールスマネージャーとして、半導体装置の営業推進および顧客設備の保守を担当。
- その後、シンガポール資本のMacquarie台湾支社に勤務し、アジア地域セールスディレクターとして、顧客のリスク管理支援、半導体装置の販売および設備資産管理を推進。
- 2011年 「聯合環球科技股份有限公司」を創立し、会社経営と戦略企画を主導。
- 2025年 竹南科学園区において「創建ビル」を完成・稼働開始。これは聯合環球の事業運営および地域産業への影響力を示す重要なマイルストーンであり、竹南地域に250名以上の雇用を創出、将来的には400〜500名規模への拡大も見込まれている。
個人紹介
江董事長は、聯合環球科技股份有限公司の創業者であり代表取締役会長として、半導体産業に約30年携わってきた。初期のキャリアでは米国KLA-Tencorおよびシンガポール資本のMacquarieにて勤務し、設備保守、営業推進、資産管理に関する豊富な経験を蓄積。2011年に聯合環球科技を設立し、5社の専門設備サービス会社を統合。半導体装置のリース、資産管理、部品修理・再販売といった「ワンストップ・ソリューション」を提供することで、サプライチェーンにおける重要なパートナーとしての地位を確立。さらに2024年には竹南科学園区に「創建ビル」を建設・稼働し、スマートマニュファクチャリングの中核拠点を構築。地域の雇用と産業活性化を促進し、産業高度化と地域発展に向けた長期的ビジョンを示した。
協会へのメッセージ
このたび監事として、皆様と共に半導体産業の未来に尽力できることを大変光栄に存じます。特に「原材料サプライチェーンの発展」と「協会の健全な運営」という二つの側面において、私の所感と期待を共有させていただきます。台湾の半導体産業は世界的にリードしている一方で、原材料の対外依存は避けて通れない課題です。協会が日本の豊富な材料分野での知見を取り入れ、日台協力を積極的に推進することで、国内の原材料サプライチェーンを強化し、産業の自立性とレジリエンスを高めることを期待しております。
また、監事としての職責を果たし、協会運営を「透明性・公開性」のあるものとし、資源を人材育成や原材料の国産化といった、産業発展に直結する分野に有効に活用してまいります。健全な協会運営と強固なサプライチェーンこそが、台湾半導体産業の国際競争力を確保する礎であると確信しています。皆様と力を合わせ、共に創り、共に栄える未来を築いてまいりましょう。