協会会員
吳宗豐 理事
翔名科技股份有限公司 代表取締役会長- 経歴概要
- 国立交通大学 高階経営管理研究所 修士課程修了。
- 統一グループにてエンジニアを務め、台湾半導体産業の初期発展に参画。
- 科榮股份有限公司にてマネージャーを歴任、プロジェクト及びオペレーション管理の豊富な経験を蓄積。
- 洲磊科技股份有限公司 董事長兼総経理を務め、卓越したリーダーシップと企業発展を実現。
- 現在は翔名科技 董事長兼総経理として、堅実な学術背景と長年の産業経験を活かし企業を牽引。
個人紹介
吳董事長は1980年代、逢甲大学電子工学科を卒業。初期キャリアにおいて統一グループ傘下の企業でエンジニアとして勤務し、台湾半導体産業の黎明期に貢献。その後、外資系装置代理企業である科榮股份有限公司に転じ、マネージャーとしてプロジェクト・運営管理を歴任。1991年 に翔名科技を創立し、半導体装置の重要部品の代理販売に注力。2004年 にはCNC精密加工と表面処理技術を核とする製造業へと成功裏に転換。
現在、翔名科技は半導体前工程における材料・装置・部品の製造、販売、修理を提供し、特にTSMCの5ナノプロセスにおけるEUVマスクボックスの表面処理応用に携わり、先端プロセスの歩留まり向上に貢献している。
技術的専門性と顧客ニーズの深い理解を基盤に、吳理事は台湾半導体サプライチェーンにおける精密製造・サービス分野の発展を推進し、長年にわたり業界に重要な支援を提供してきた。
協会へのメッセージ
半導体産業は現在、急速な変革と成長の重要な局面にあり、特にAIや電気自動車といった応用の拡大によって、その需要は今後も持続的に拡大していきます。台湾は世界の半導体サプライチェーンにおいて極めて重要な役割を担っており、協会は産業間の協力と交流を積極的に促進し、上下流のシナジーを強化するとともに、国際標準の策定・推進にも積極的に関与すべきであると考えます。また、協会は会員企業のリスク管理や多角的展開を支援し、産業全体のレジリエンスと競争力を高めることが求められます。私は、協会が日台産業のイノベーションと発展のリーダーとなり、双方の強みを結集させ、より強固なサプライチェーンを構築し、変化の激しい市場環境の中でも持続的な成長と永続的な未来へと導くことを心から期待しております。